金属表面改質処理品の提案
金属表面改質処理品の提案
【軟窒化処理】
塩浴軟窒化やガス軟窒化などありますが、処理品の最表層から酸化被膜層、化合物層、窒素拡散層の構成となります。特徴として高い耐食性、耐摩耗性、耐焼付性の向上に期待できます。アルミ溶湯に対して基材の溶損を抑える効果もあり、鋳造金型の軟窒化処理により湯流れ性、耐ヒートチェック性、脱型剥離性も向上して品質改善、コストダウンにも効果が期待できます。
【アルミナイジング処理】
特殊な熱処理により処理品の最表面に緻密なAL2O3保護被膜を形成して高温雰囲気中での耐酸化性、耐浸炭性、耐窒化性、耐摩耗性、耐焼付性の向上につながり、酸化スケールの減少や浸炭、窒化による割れや変形を防止します。
【クロマイジング処理】
Cr拡散浸透層が被処理材との合金層で形成されており、耐摩耗性、焼付き性の向上や、アルミ溶湯に対して基材の溶損を抑える効果も期待出来ます。
各種設備の表面処理・形状による品質・耐久性の向上や証文品の原価低減をテスト、提案致します。ぜひお気軽にご相談ください。
処理品例
・AL低圧鋳造用ストーク管、鋳造金型
・FC、FCD鋳造金型、鋳抜きピン等
・熱電対保護管、ラジアントチューブ、メッシュベルト、炉内トレー冶具
アルミ溶湯に対して基材の溶損を抑える効果が期待出来ます。
アルミニウムメッキを施す事によって酸化被膜層、純アルミニウム層、FeAL層を構成します。
特徴として対候性、耐食性、耐摩耗性の向上に期待できます。
690℃前後の温度で処理を行いますので熱処理材(特に焼入材)を除いて殆ど組成変化を及ぼしません。
処理品例
・屋外手摺、屋外配管、熱交換器チューブ、熱風管、焼鈍ポット、炉内各冶具等
消耗品・金型改善などの検討にて、ぜひご相談ください。